君子蘭Q&A

これまで頂いた質問にQ&A形式で回答致しました。回答につきましては、当園の育成方法、考え方を元にしておりますので、その点はご了解ください。育成については、地方により天候、平均気温、湿度等違いますので、参考程度としてくださると幸いです。尚、一部一般的な園芸書籍を参考としております。

Q.雨にあたり芯から腐った場合は再生不可能でしょうか?

A.その株は再生できませんが、場合によっては子供を出せます。芯で腐った場合は、以降の新葉は出てきませんので、子供を出すしかありません。
まずこちらをご覧下さい。芯の葉が腐り、周りの葉も腐ってきたら、早めに病理部分を取り除いて、この様な形で残れば、根元部分からいつか子供を出してくれます。葉を取り除いた部分を乾燥させ、土の表面から出しておいて下さい。1週間程度鉢から取りだして、切除部分をしっかり乾燥させた方が良いかもしれませんね。乾いたら、鉢に戻しましょう。そして、気長に待ちましょう。
また、芯の葉が腐っても周りに広がらない様ならば、そのまま置いても構いません。残った葉と葉の間から子供が出る可能性が残りますので、子供は出やすくなるでしょう。

Q.2月に姿の良い君子蘭を購入しました。しかし、最近葉が立ってしまうようになり、その姿が崩れてきました。どのように対処したらよいでしょうか?
A.夏の時期には、どうしても葉が立ったようになります。これは、暑さで株の芯部分が蒸れて病気にならないよう通気を確保するため、葉と葉の間を保とうとしているのではないかと思われます。涼しくなれば、葉は左右に降りて元の姿に戻ります。

Q.植え替えの方法を教えて下さい。
A. 画像付きで植え替え方法を作りました。→植え替え方法
言葉足らずの部分が多いですが、参考程度にはなると思います。気になる部分があれば、ご質問下さい。

Q.水やりが多すぎて、どうも根腐れさせてしまったようです。どうしたらいいですか? (更新 2002.12.4)
A. 画像付きで対処法を作りました。→「根腐りしたときの対処方法」
鉢から抜いて、腐った根を取り除き、根本の腐った部分を乾かしてください。そのとき殺菌剤を使っておくといいかもしれませんね。1週間から3週間で乾いたら(その間枯れてしまわないように要管理)、水苔を使って(土でもOK)植えてください。1ヶ月程〜2カ月度で新しい根が出始めるでしょう。

Q.肥料の回数、量。鉢替えの時期、大きさを教えてください。
A.春と秋の2回、油かすを置けば良いと思います。ホームセンターに固形にしたものがあると思います。量は、株の性格や土にもよりますので、絶対的に決まった量はないですね。様子を見ながら適量を見つけてください。多すぎると根腐りの原因になりますので注意してください。植え替えは、成株でしたら、花が終わった後に、それ以前の株は、5月までにして良いと思います。

Q.みごとな君子蘭を作る秘決はやはり用土にあるんでしょうか?
A.そうですね、やはり土づくりがポイントになってくると思います。それから水やりですね。

Q.クンシランの土は何を使えばよいのでしょうか?本を見ますと、本によって土の配合が少しずつ違っているので、どれがいいのかわかりません。専門家の方はどのような土を使っているのでしょうか?
A.プラ鉢、素焼き鉢等、鉢の種類によっても変わってくると思います。ただ、水はけが良く、通気が良い土を作られると良いと思います。一般的に入手しやすい資材を使うとしますと、赤玉土6+腐葉土3+軽石1あたりを基本に赤玉土と軽石を調整して良い配合を見つけられると良いと思います。土の配合は、各園ごとに違い、ラーメンのスープと同じで、その詳細は企業秘密ですね。

Q.株分けについてですが、子株には根はどのくらいつけた方が良いのでしょうか?
A.出来るだけたくさん付けてあげた方が良いと思います。

Q.実生に多少挑戦しましたが、理想とは縁遠い物しか出来ていません。
A.実生ですから、仕方ないと思います。君子蘭の場合、取れた種から親株と同じ様な株が出るとは限りません。特に草姿と斑については、非常にその傾向が強いと思います。また、種が良い遺伝子を受け継いでいたとしても、育成が満足に出来なければ、細い葉の普通の株になってしまいます。

Q.クンシランの種を探しています。種って売ってないのでしょうか。家で咲いているものを交配してみたものの、種が出来る気配がありません。
A.種の販売は行っておりません。実生は親と同じように育つ確率は低いです。親より良い物がでることがあれば、全然ダメなものも出ます。そんな理由から、この株の種という形式の販売はしていません。話はそれますが、斑の株から出る割子でも青株が出てくる事があります。姿もあまり似ていない、ただ花は親と同じ物を出す。ですから、一概に実生は駄目で、割子は良いということにはならないと思っています。ただし、その様な株でも親株の遺伝子は引き継いでいるはずですが・・・。

Q.斑入りの物が、数年後に斑入りでなくなる、またはその反対のようなことはあるのですか。
A.まれにあります。確率としては、非常に少ないです。

Q.一昨年、近くのホームセンターで購入した、黄花のものが花芽が出ず、なぜなのか困惑しています。赤花のものは、今咲いています。
A.葉が片側7枚、合計で14枚以上ありますか?花が咲くには、その程度の葉が必要です。花が終わってから秋までに花芽の元は出来ています。その期間の育成等も関係していると思いますし、年明け前に寒さに当てないといけません。花芽と花芽の間には葉が片側三枚以上必要です。

Q.葉の方向をきれいに整えたいのですがどうしたらいいのでしょう。
A.親株からの影響が強いと思います。その他の影響としては、一方向から日が当たるとそちらに葉が向きます。鉢の向きをを数週間ごとに変えてみましょう。

Q.5年前にゆずり受けた苗木が今年開花しました。以後の管理方法教えてください。
A.種を取らないのであれば、花が終わった時点で花茎を抜いてしまうか、花茎の元で切ってしまいましょう。種が付くことで株が疲れてしまいます。翌年太い葉を出すためには、種を取らない方がベターでしょう。それから、鉢いっぱいに根が回っているようでしたら、一回り大きい鉢に植え替えしてください。種を取る場合は、秋が深まって、種が色づいた時に収穫してください。ずっと種を付けたままでもかまいませんが、株が疲れてしまいます。

Q.斑入りの種を蒔いてみたのですが全然変化が無いので、実生からの育て方を探しています。
A.春4月ころに播くのが良いでしょう。15〜20度を保てる時期がよい。苗床を作って、半分程度種が出るようにして播いてください。水が乾いたら、みずをやります。根が出て、そのうちに葉が1枚出ます。葉が指の第二関節くらいまでの大きさになったら、小さな鉢に植え替えても良いでしょう。

Q.園芸雑誌に早生品種は葉が10枚、種子をまいて2〜3年で花が咲くと書かれてましたがそのような系統があるんでしょうか?
A.海外にはそのような株が出来つつあると読んだことがあります(十数年前の記事B当園でも3年で花が咲く株が出ますが、2年はないですね。早生の株同士を交配することで、出来たのかもしれないですね。実際にあるかどうかは、分かりません。す煤B当園でも3年で花が咲く株が出ますが、2年はないですね。早生の株同士を交配することで、出来たのかもしれないですね。実際にあるかどうかは、分かりません。

Q.一般的に蘭科の植物は油粕を主体にした有機肥料が良いとされていますが、ヒガンバナ科の君子蘭はIB化成などの緩行性化成肥料でも理想的な生育は望めるのでしょうか?
A.鉢の置かれた環境で状況が違ってくると思います。生育できると思いますが、環境によっては、根が腐る可能性が高くなることが予想されます。理想的といわれると、回答が難しいですね。

Q.できるだけ、たくさんの濃色の花を咲かせたいのですが、栽培上のコツはあるのでしょうか?
A.花の色は個体毎に違ってくるので、育成ではあまり変化がないのではないでしょうか。花後から秋口の栄養で花数が違ってくるのではないかと思っています。花を多くするには、まず幹のしっかりした太い株を作りあげることが大切ですね。

Q.君子蘭にも生育期間中に肥料がたくさん必要な時期、ほとんど必要でない時期があると思いますが、その様な時期を教えて下さい。また、時期別の理想的な肥料の種類や量や3大肥料成分の割合を教えて下さい。
A.肥料が必要な時期、そうでない時期というのは、意識したことはないですね。花後に根が活発になり、花芽の元が出来る時期で、年明けから春葉が伸びてきます。一年中活動していますよね。全く必要のない時期はないと思いますが、あまり必要ない時期はあるのかもしれませんね。3大肥料成分の割合と言われても・・・、学問的になっちゃって、割合とかになると分かりませんね。

Q.斑の出やすい掛け合わせを、教えてください。
A.斑の株を母株にすることです。

Q.君子蘭は、夏場は休眠状態になり成育が、止まるときいています。クーラーの効いた部屋(低温状態)にすれば、成育が止まることなく育つのでしょうか?又、4〜5年で開花する株が、3年で開花する株に育つのでしょうか?
A.劇的な成長はなく、活動が緩慢な様に見受けられますが、休眠状態ということは、無いと思います。根は活発になっているし、花芽が作られているのはこの時期ですし、夏葉も伸びますよ。暑すぎるのは駄目ですね。風通しの良い涼しいのがいいと思います。当園では、3年で開花する株が出ますね。育成次第では、開花が早くなるのでしょう。もしくは、早生の性質を持っているかですね。

Q.原産地はアフリカ大陸と聞きましたが、使用する用土にやはり石灰をくれた方が良いのでしょうか。
A.当園では、石灰は使用していません。

Q.花が終わったので茎から切ったのですが、植え替えてあげたほうが良いのでしょうか。また、水遣りの方法は土が乾いた時にたっぷりやれば良いのでしょうか。
A.今の鉢が窮屈だったら、植え替えの時期ですね。水やりはその通りです。ただし、表面が乾いても中は湿っている場合もありますから、君子蘭は乾燥には強いので、少し遅いくらいでも大丈夫です。

Q.一年おきに咲くので、毎年咲かせるにはどうしたらいいのでしょうか。
A.花後に花茎を切り取り、種を付けさせない方が良いでしょう。花後に施肥をしてみたらどうでしょうか。また、植え替えが必要なのかもしれませんね。

Q.品種系の販売はしていませんか?
A.巷では、いろいろな書籍に品種名を書いて君子蘭が紹介されています。斑の多い株の場合、それ同士を交配すると真っ白な葉の芽ばかり出ます。斑を特徴とした品種の場合、同じ品種を交配しても同じもばかり出ることはないわけです。君子蘭は、もともと、おなじ個体から出た種から育てても、個体差のばらつきが非常にあります。(だから、○○種の実生と書かれて、売られていることが多いわけです。)ある程度固定された品種というものは、確かに存在しますが、それも親株からとれた種から育て、選抜された物だと思います。同じ物ばかり出るものは無いでしょう。それが品種といえるかどうかは???そんなことから、品種を全面に出した、販売は出来ないなと思っています。
品種と書かれていても、命名と思った方が無難です。一代品種といったところでしょうか。・・・・・※ただ、正式に公的なものとして品種登録されている君子蘭は存在します。


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